台風9号は久しぶりに吹きましたが、益々地形を良くしてくれました





台風9号の通過直後

それにしてもJPSA&JPBAコラボ大会は、今年も伝説を生んでくれました。
新島のポテンシャルも再認識していただいたと思いますが、参加したすべての選手が何よりも素晴らしかった。


どのヒートも素晴らしかったが、どうしても特筆したいのがJPSAのマスタークラスです。
メンバーはミッキーさん、善家さん、ヒロミチさんの3名。
サイズはセットでダブルオーバー。
皆さん、60才オーバー
ウッシー理事長の「お願いします」で、3人は無言で沖に向かって行きました。
(運営側の決定に従うこともプロ選手だからこその覚悟だと思います)

(JPSAからお借りしました)
偉大なるチャンピオン達。
文句一つ言わずゲットしていく姿はまさにビックウェンズデー!!
それだけで涙が出そうになりました。
これぞ、プロ。
自分、絶対無理です。
自分にはわかっていました。本物のコンペティターだからホーンがなれば現役に戻ると!
まずは善家さんが堤防横で頭オーバーの波にテイクオフ。
板は代名詞のツイン!
それを見たミッキーさんがセットにテイクオフ。会場は大歓声!!
そして何と!さらに沖の特大セットをヒロミチさんがGo for it!!!
ワイプアウトかと思ったけどインサイドまで見事に乗りこなした。
やまない大歓声!!!ハイポイントを獲得。
それでも勝ちに行くため、もう一本を乗る。
しかし、ビッグセットが止まずインサイドから出れない。
手前は岩が迫る。覚悟を決め岩場から上陸。みんなで助けに行った。
幸い怪我はなかったけど、思わずマッド・ジョンソンが最後の一本で怪我をしたシーンが浮かんだ。
上がってきて熱い握手を交わした。おめでとうヒロミチさん。
そして、素晴らしかったミッキーさんと善家さん。
感動をありがとうございました!

それともう一つ、メンズファイナルで戦った田中英義プロがヒート終了後も、このマスタークラスを見守ってくれていました。
ヒロミチさんがインサイドにつかまっている時、危険を覚悟でインサイドまで来てくれたことに感動しました。
水上オートバイレスキューの第一人者の海さんをもってしても、インサイドでスタンバイできる場所がないため普通では来れない危険な状況の波でした。(ハワイのように大きくてもインサイドで待てればセットが止めば沖に出れるシーンを見たことがあると思いますが)それでも、海さんは覚悟して突っ込もうと何度もチャレンジしていましたが、自分は理事長をはじめ皆が助けに行ったのを確認して「大丈夫」のサインを送りました。
(余談ですが、この新島サイズになると日本人で乗れるのはウォーターリスクマネージメント協会代表の「海」さんしかいません。ですから7時間守り続けてくれました。)
久しぶりに長くなりましたけど、それだけ全員がプロの意地を貫きつつ、安全面に最高の配慮をしつつ覚悟して臨んだ大会でした。
さて、台風10号、地形が良いのでうねりもいらないです。
皆さん、十分に備えてください。
posted by yojibay at 20:13|
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